社内恋愛狂想曲
この二人はまるで仲の良い姉弟のようだ。
見ていると面白くて、なんとなく気持ちが和む。
しかし私だけボーッとしているのは落ち着かない。
私も何か、片手で手伝えることはないだろうか。
「葉月、私も何か手伝いたいんだけど……」
「でも志織は左手使えんやろ?片手でできることなんか……あっ、そうや。志織、アレできる?片手でコンコンパカッて……」
葉月は右手に包丁を持ったまま、左手で卵を割るゼスチャーをして見せた。
「片手で卵割るの?うん、できるよ」
「じゃあ卵割ってもらおかな。そっち持って行くわ」
洗面所で右手を洗ってから潤さんの向かいに座って待っていると、葉月が卵とボウルを用意してくれた。
その卵の量が、思っていたよりずいぶん多い。
「多めに焼いて明日のお昼にも食べよう思てるから、卵ようさん使うねんけど……」
「うん、わかった」
早速右手で卵をボウルに割り入れると、その様子を見ていた葉月と、わざわざキッチンから出て見にきた伊藤くんが「おぉーっ」と感嘆の声を上げる。
「すげぇ!俺、そんなことできるのプロの料理人だけだと思ってた!」
「うまいもんやなぁ。私、それ練習してんけどできんかってん」
見ていると面白くて、なんとなく気持ちが和む。
しかし私だけボーッとしているのは落ち着かない。
私も何か、片手で手伝えることはないだろうか。
「葉月、私も何か手伝いたいんだけど……」
「でも志織は左手使えんやろ?片手でできることなんか……あっ、そうや。志織、アレできる?片手でコンコンパカッて……」
葉月は右手に包丁を持ったまま、左手で卵を割るゼスチャーをして見せた。
「片手で卵割るの?うん、できるよ」
「じゃあ卵割ってもらおかな。そっち持って行くわ」
洗面所で右手を洗ってから潤さんの向かいに座って待っていると、葉月が卵とボウルを用意してくれた。
その卵の量が、思っていたよりずいぶん多い。
「多めに焼いて明日のお昼にも食べよう思てるから、卵ようさん使うねんけど……」
「うん、わかった」
早速右手で卵をボウルに割り入れると、その様子を見ていた葉月と、わざわざキッチンから出て見にきた伊藤くんが「おぉーっ」と感嘆の声を上げる。
「すげぇ!俺、そんなことできるのプロの料理人だけだと思ってた!」
「うまいもんやなぁ。私、それ練習してんけどできんかってん」