社内恋愛狂想曲
潤さんがお腹を軽くさすりながらそう言うと、ゆう子さんは目の前にあったコンビニの駐車場に入って車を停めた。
コンビニで昼食を調達するのかと思っていると、ゆう子さんは助手席に置いていた大きなバッグから風呂敷に包まれたものを取り出した。
そして風呂敷をほどき、漆塗りの立派な二段重を潤さんに差し出す。
「時間短縮のため、昼食は車の中で召し上がっていただけるようにお弁当をお持ちしました。わたくし、飲み物を買って参ります」
そう言ってゆう子さんは車を降り、コンビニの中へと入っていく。
どこまでも用意周到で完璧な秘書だ……!
「ねぇ潤さん、ゆう子さんっていつもあんな感じ?うちの実家でお茶菓子食べてたときとは別人みたいなんだけど……」
「仕事中は常にあんな感じみたいだな。普段はもっとのんびり話すし、ホワーッとして掴み所がないっていうか……ちょうど志織の実家でお茶菓子食べてたときが普段のゆう子さんって感じかな」
「仕事中と普段では両極端なんだ。ホントに不思議な人だね」
「うん。ちょっと変わってるけど、優しい人だよ。玲司の実の母親で、親父の秘書で奥さんで、俺の義理の母親で、これからは志織にとっても義理の母親になるんだって思うと、また不思議だよな」
コンビニで昼食を調達するのかと思っていると、ゆう子さんは助手席に置いていた大きなバッグから風呂敷に包まれたものを取り出した。
そして風呂敷をほどき、漆塗りの立派な二段重を潤さんに差し出す。
「時間短縮のため、昼食は車の中で召し上がっていただけるようにお弁当をお持ちしました。わたくし、飲み物を買って参ります」
そう言ってゆう子さんは車を降り、コンビニの中へと入っていく。
どこまでも用意周到で完璧な秘書だ……!
「ねぇ潤さん、ゆう子さんっていつもあんな感じ?うちの実家でお茶菓子食べてたときとは別人みたいなんだけど……」
「仕事中は常にあんな感じみたいだな。普段はもっとのんびり話すし、ホワーッとして掴み所がないっていうか……ちょうど志織の実家でお茶菓子食べてたときが普段のゆう子さんって感じかな」
「仕事中と普段では両極端なんだ。ホントに不思議な人だね」
「うん。ちょっと変わってるけど、優しい人だよ。玲司の実の母親で、親父の秘書で奥さんで、俺の義理の母親で、これからは志織にとっても義理の母親になるんだって思うと、また不思議だよな」