七色ペンダント
そんな状況に耐えられなくなった私は、精神的にも追いやられた私はついに政府の人間に手を出した。
あの日は何人殺したかわからない。
怒りという感情に任せ、目の前の全ての人間を殺した。
そんな私は、戦場の女神だとか、似合わないネームを付けられていた。
私は所詮ただの人殺し。英雄なんかじゃない。
ただ意見が食い違っていたというだけで、政府側だって同じ人間だ。
人間は、どんな理由があっても人を殺してしまったらただの人殺し。
犯罪者なんだ。
それを承知の上で殺していたんだから、私は私が怖い。
そんな現実に耐えられなくなった私は、逃げて逃げて逃げまくって、戦場とは程遠い素朴な町で暮らすようになった。
そんな時だ。新選組の存在を知ったのは。