七色ペンダント
私と斎藤さんは困ったように顔を見合わせた。それを見た沖田さんは頬を膨らませた。
「ん。総司、稽古中じゃなかったか?」
「ふーん!!もう行く!」
そして沖田さんはふてくされた子供みたいに道場へ向かった。
「少し失礼ですけど、沖田さんはいつもどこか子供っぽいですよね。なのに、強い」
「.....あいつは、強くなるしかなかったんだ.....」
強くなるしかなかった.......私と、同じ.....
「総司を支えてやってくれ」
「.........はい」