七色ペンダント
襲いかかって来る彼はまるで昔の自分。
生きている理由もわからず、世界を憎み人を憎み抗い続ける。
「やめてっ!!!」
私は一瞬の隙を作ってしまった。彼はそれを見逃さず、差し込んできた。
「う゛っ!!!」
刀は私の横腹を刺したが、私の持つ刀は反射的に彼の胸を貫いていた。
「ぐっっ」
「!!レイ.....!!」
「ほんとはっ.....知ってたんだ...。あいつが、お前を助けようと...して、死んだって、事、は。
だけど、さ。許せなかったんだ、愛する人を死なせて、生き残った自分が。
誰かのせいに、しなきゃ、仲間すら、殺しちまいそうで.....っ」
「レイ...」