+小悪魔恋愛2+
きっと柚のことで頭がいっぱいで、眠ることなんてできないんだろうなって思ってたけど
オレの精神的な疲れは相当だったらしく
部屋に戻ると、数分も経たないうちに瞼が重くなってしまった。
「柚…あいしてる……」
直接言わなきゃ意味ないか…
Pipipipipipipi…
「うわっ!!だ、誰!?」
何時間眠ったんだろう。
オレはいきなりの携帯音で目が覚めた。
「も、もしもし?」
「陸?今すぐこっち来てっ!」
「えっ、恵美ちゃん?(汗」
電話の主は恵美ちゃん。
たしか今日は柚と一緒に飲み会に参加してたはず。
「とにかく早く来て!柚が厄介なことになってるんだから」
「え、えええ、柚が何?」
「いいから早く!」
一体柚がどうしたんだ。
怪我でもした?
急性アルコール中毒?
誰か他の奴にでも襲われた?
とにかくオレは急いで車を走らせた。