35階から落ちてきた恋 after story ~you are mine~
本物だ。本当に婚約指輪だ。
「こんなにステキな指輪を準備してくれてたんだね」

「イメージに合うものがなかなか見つからなくてな。時間がかかって悪かった。本当は隼人さんと秋野のパーティーに間に合わせたかったんだけど」

「そんなことないよ。これ、私がもらってもいいの?ホントに?」

「俺は果菜以外に誰にも渡すつもりはないよ。何て言うか、ホントにお前は欲がないっていうか、自分に自信がないっていうか。俺と結婚するのはお前だけだ。自信持て」
貴くんは私の手を握ったまま苦笑いをしている。

「自信なんかあるはずないよ。でも、こんなにステキな指輪をありがとう。私でいいって言ってくれてありがとう。大好きだよ」
鼻の奥がツーンとして目頭が熱くなって彼の胸に頬を寄せた。

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