君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「北里。少し気を張りすぎだ。輸入も順調そうだし、今日はもう帰ったほうがいい」
「はい。ありがとうございます」


ゼネラル製薬のことでずっとピリピリしていたので、それが伝わったのかもしれない。
こういう日は、熱いお風呂にでも入ってリラックスしよう。

私は悠馬さんにお礼を言ってからフロアをあとにした。

会社の正面玄関に差しかかったとき、スマホが震えメッセージが着信した。
悠馬さんからだ。


【少し駅で待ってて】


なんだろう。
首をひねりながら最寄りの駅で待っていると、彼が息を切らせながら走ってきた。


「待たせたね」
「大丈夫です。悠馬さんももう帰るんですか?」
「あぁ。今日は大事な接待があるんだ」


これからまだ仕事に行くのかと思ったけれど、それならどうして私を待たせていたの? 
もしかして一緒に連れていこうと?


「行こうか」


彼は私をタクシーに促す。
やはり接待に同行しろということだ。
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