君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「ちょっ……やめてください」
「どうして? 感じてる?」


イジワルな笑みを浮かべる彼は、とんでもないことを聞いてくる。


「違っ……」
「それじゃあ、昨日を思い出してるのか」


どっちもだから、やめて!

耐えられなくなりうつ伏せになると、背中に唇を押し付けられ、また印をつけられてしまった。


「悠馬さん!」
「仕方ないだろ。好きでたまらないんだから」


彼は私の肩を抱えるように抱きしめたあと、耳元で囁く。

ストレートな発言が恥ずかしい一方で、愛されていることが実感できてうれしくもあった。


「葉月。引っ越しておいで」
「えっ? ここに?」


驚き体をひねると、呆気なくつかまって抱き寄せられる。


「うん。一秒でも長く一緒にいたいんだ。いいだろ?」
「で、でも私、家事も得意じゃないし……」
「知ってる。一緒に鍋を焦がそうよ。そういう思い出も、葉月と一緒なら絶対に楽しい」
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