君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「悠馬さん?」
「なぁ、俺、結構頑張ってきたんだぞ。ご褒美くれよ」


ご褒美って、そういうこと?


「えっと、あのっ……」


しどろもどろになりながら視線を逸らしたのに、彼に顎を持ち上げられてしまった。


「葉月から、キスして」
「えぇっ!」


私から? そんな恥ずかしいことできない。


「早く」


それなのにうっとりとしたような眼差しの彼が急かしてくる。

悠馬さんは私の代わりにインドに行き、頑張ってくれたんだ。感謝の気持ちを示してもいいかな。
自分にそんな言い訳をして、思いきってキスをしたあとすぐに離れた。


「それじゃあ全然足りない」
「勘弁してください」


彼みたいな官能的で情熱のこもったキスを自分から仕掛けるなんてとても無理だ。

私が懇願すると、悠馬さんは熱い視線を私に絡めて、唇を指で撫でる。
その色っぽい仕草にゾクゾクして、息が止まりそうだった。


「寂しかった。もう、葉月なしでは生きられない」


彼は切なげにそう囁き、ゆっくりと唇を重ねた。
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