君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
その日。

とある原料メーカーの担当者と、キャシーさん、そして悠馬さんで夕食に行くことになったとメッセージが入り、なんとなく落胆してしまう。

悠馬さんは部長という立場なので、課員の得意先と接待ということもしばしばある。
だから慣れているはずなのに、今回はため息が出る。

これは間違いなく『キャシーさんって一ノ瀬さんのこと狙ってるのかな?』という静香の発言が引っかかっているからだ。


もちろん、悠馬さんのことは信じている。
でも、キャシーさんの仕事を見ていると、ためらいなくグイグイと押すタイプなので、男性に対してもそうだったら……と不安になるのだ。


「もー、町田さんがアタックすればいいのに!」


夕食にと買ってきたコンビニ弁当をレンジで温めながら、思いきり町田さんに八つ当たりしてしまう。


「あっ、温めすぎた」


オートにしておいたところ、取り出そうとしたら持てないほど熱い。
心、ここにあらずだった。
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