君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
もう寝てしまおう。
私がなにを考えようが、接待は終わらない。

私はいつもより早くベッドに潜りこみ、目を閉じた。


それから何時間経ったのだろう。
ガチャッとドアが開く音がして目覚めたものの、目は閉じたままでいた。

するとお酒の匂いのする悠馬さんが近づいてきて、ベッドに座ったのがわかる。


「ただいま、葉月」


彼はそうつぶやきながら私の髪を撫でる。
よかった。帰ってきてくれた。

帰ってくるに決まっているのに、ずっと感じていた息苦しさがやっと消えた。


「ひとりにしてごめんな」


私の額にキスを落としてから部屋を出ていく彼に、いつも以上にドキドキしたのはどうしてだろう。

だけどやっと安心した私は、それから深い眠りに落ちていった。



翌日もキャシーさんは悠馬さんにべったりだ。
それをイヤだと思いつつ、仕事なのでなにも言えない。


「北里。ちょっと相談がある」


悠馬さんに呼ばれてしまった私は、渋々会議室に向かう。
キャシーさんも一緒に。
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