君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「なんでしょうか」


彼の隣にキャシーさん。私は向かいに座る。
どうしてあなたがそのポジションなの!と思いつつ、仕事の顔を作った。


「ドゥシャインに原料を卸しているメーカーあるよな。あのメーカーの製品で彼女の会社が欲しいものがあるんだが」


悠馬さんは私に書類を差し出す。


「はい。たしかに扱いがありますが、これでしたら他のメーカーにもあると思いますよ」


特に珍しい製品ではないし、このメーカーは工場の設備投資がしっかりしていて品質もよく、故に買い叩くということはしていない。
だけどキャシーさんの会社は、安く仕入れたいようだし。


「うん。いくつかメーカーを当たったんだが、俺としては安く手に入れられればいいという考え方にあまり賛成できない。それで、一度品質に注力した商品を作ってみて、検討してみないかとキャシーに提案したんだ」


それで、私の担当メーカーに白羽の矢が立ったんだ。
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