君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
次の日曜。
悠馬さんと一緒に一ノ瀬のお父さまに会いに行くことになった。
もちろん、結婚の挨拶にだ。
弟の翔さんが時折私に洋服を差し入れてくれるようになり、今日はもらったばかりの紺のワンピースを纏ってみた。
清楚で品があるそれを着こなせるのか心配だったものの、着替えた私を見た悠馬さんの「よく似合ってる」と頬を緩める姿にホッとした。
一ノ瀬邸は閑静な住宅街の一角にある。
「これ、個人の持ち物ですか?」
私が間抜けな質問をしてしまったのは、あまりに立派だったからだ。
立派なんてものじゃない。
門から家の玄関まで、車に乗ったまま移動するという広さ。
しかも都会の真ん中に突如現れたというような緑あふれる庭は、手入れが行き届いている。
「あはは。そうだよ。この庭でよく翔ともうひとりの弟の重人(しげと)と一緒に走り回ったな」
そんな姿は想像できない。
だけどかわいかったんだろうな。と思いを馳せながらも顔がこわばってきた。
悠馬さんと一緒に一ノ瀬のお父さまに会いに行くことになった。
もちろん、結婚の挨拶にだ。
弟の翔さんが時折私に洋服を差し入れてくれるようになり、今日はもらったばかりの紺のワンピースを纏ってみた。
清楚で品があるそれを着こなせるのか心配だったものの、着替えた私を見た悠馬さんの「よく似合ってる」と頬を緩める姿にホッとした。
一ノ瀬邸は閑静な住宅街の一角にある。
「これ、個人の持ち物ですか?」
私が間抜けな質問をしてしまったのは、あまりに立派だったからだ。
立派なんてものじゃない。
門から家の玄関まで、車に乗ったまま移動するという広さ。
しかも都会の真ん中に突如現れたというような緑あふれる庭は、手入れが行き届いている。
「あはは。そうだよ。この庭でよく翔ともうひとりの弟の重人(しげと)と一緒に走り回ったな」
そんな姿は想像できない。
だけどかわいかったんだろうな。と思いを馳せながらも顔がこわばってきた。