君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「お父さまがおっしゃる通り、社長となる悠馬さんを支えられるような器ではないことは自分がよくわかっています。ですが、今は足りないところだらけでも、そうなれるように努力することはできます」


今までだってそうしてきた。
できないのならこれから頑張ればいい。

道を開けるかどうかは今後の努力次第だと、悠馬さんが教えてくれた。


「奥ゆかしくなれるかどうかはわかりませんが、海外からいらっしゃるクライアントに失礼がない程度までは頑張る所存です。ただ、少し時間をください」
「葉月、そんなことはいいんだ」


悠馬さんがそれを望んでいるわけではないとわかっている。
でも、これが結婚の条件なら、喜んで乗る。


「それと、将来はわかりませんが、もう少し仕事を続けさせてください。失敗をしても温かく迎えてくださったクライアントがあります。その仕事はどうしても自分でやり遂げたいんです」
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