君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
再びタクシーに乗りフルジェンテまで行くと、前回とは違い個室に案内された。


「こんなお部屋があるなんて」
「前は急だったから空いてなかったんだ」


それじゃあ、今日ここに来ることはあらかじめ決めていて、予約しておいてくれたのかな。

テーブルの上には生花が飾られていてとても素敵。

彼がワインを選択して注文を出してくれたあと、メニューを渡され迷ってしまう。


「なにを食べる? コースでメインをチョイスでもいいし……」


どういう組み合わせがいいのかなどまったくわからないので、コースが助かる。
だけど彼の妻になるのなら、スマートに選択できないといけないのだろうか。


「どうした?」


黙り込んでそんなことを考えていたからか、彼に尋ねられてしまった。


「私、野菜とかお魚の旬もわからないし、料理の組み合わせも、注文する順序もいまいち把握していなくて。それではダメなんだろうなと」
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