うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
足を止め、ホッと胸を撫で下ろすものの、勢い余って副社長の手を自ら握っていた事実に気づき、急いで彼の手を離した。
「失礼しました! 勝手に手を繋いでしまいっ……!」
すぐに謝るものの、真正面に捕らえた彼は顔も耳も真っ赤になっていて、目が点になる。
もしかしてさっき彼から繋いでくれた時も、耳だけじゃなくて顔も真っ赤だったのかな。
いつも会社では冷静沈着で、怖いとまで言われるほど無表情なのに……。
私まで伝染するかのように顔が熱くなり俯いた。
「……すみません」
そしてまら謝罪の言葉を繰り返すと、彼も照れ臭そうに「いや……」と漏らした。
どれくらいの時間、会話がなく立ち尽くしていただろうか。先に口を開いたのは彼だった。
「どうして逃げたんだ?」
「あっ……。それはあの、秘書課の後輩がいまして……」
しどろもどろになりながら理由を話すと、副社長は顔をしかめた。
「そうか……。だがこうしてふたりで外出するたびに、周囲の目を気にするのはどうだろうか」
「それは……」
「失礼しました! 勝手に手を繋いでしまいっ……!」
すぐに謝るものの、真正面に捕らえた彼は顔も耳も真っ赤になっていて、目が点になる。
もしかしてさっき彼から繋いでくれた時も、耳だけじゃなくて顔も真っ赤だったのかな。
いつも会社では冷静沈着で、怖いとまで言われるほど無表情なのに……。
私まで伝染するかのように顔が熱くなり俯いた。
「……すみません」
そしてまら謝罪の言葉を繰り返すと、彼も照れ臭そうに「いや……」と漏らした。
どれくらいの時間、会話がなく立ち尽くしていただろうか。先に口を開いたのは彼だった。
「どうして逃げたんだ?」
「あっ……。それはあの、秘書課の後輩がいまして……」
しどろもどろになりながら理由を話すと、副社長は顔をしかめた。
「そうか……。だがこうしてふたりで外出するたびに、周囲の目を気にするのはどうだろうか」
「それは……」