うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
そう言われてしまうと、断りづらくなる。

「どうだろうか。顔を見に行ってくれるだけでいいんだ。……行ってくれないだろうか」

社長に何度もお願いされ、大きく揺れる。

来ないでほしいと言われたけれど、本音を言えば副社長のことが心配でたまらない。だから勇気を出して自分から連絡をしたのだから。

社長に言われたからって言えば、会ってくれるかな。……少しでもいいから顔が見たい。大丈夫だって安心したい。

その思いで了承し、喜ぶ社長から副社長がひとりで暮らしているマンションの住所を聞き、定時で上がり、会社を後にした。
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