うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
「それはもちろん知的で美人で家事もできる女性でないと。それと可愛い孫をしっかり育て上げられるスキルも身につけていてほしい。例えば兄弟の面倒を見てきたといった経験があるといい。あとは廉二郎がどんな仕事をしているのか理解していてほしいし、なにより一番大切なのは廉二郎を一途に一生愛し、尽くしてくれる相手だ」

社長の話を聞いてそのような女性など、この世にいないと思うのですが……?と喉元まで出かかった言葉をグッと飲み込む。

「残念ながら副社長、そのようなお相手は……」

言葉を濁すと、社長は顔をしかめた。

「わかっている。そんな女性など、なかなかいないと。だからこそ、廉二郎の相手としてふさわしい相手がいないと嘆いていたんだ。……でもきっといるはずだ! 廉二郎にとってただひとりの運命の相手が!」

急に立ち上がり拳をギュッと握りしめる社長。

社員の前とはまったく違うギャップは見慣れているはずなのに頭が痛くなる。
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