うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
そんな副社長の言葉に気持ちが溢れて止まらず、私は自ら彼の胸に飛び込んだ。

「――っ、どうした? なにか嫌なことでもあったのか?」

突然抱き着いてきた私にびっくりしながらも、副社長は心配し、優しく背中を撫でてくれる。

そんな彼に堪らず、あれほどずっと言えなかったたった二文字の気持ちが零れ落ちた。

「好き、です」

「…………え」

やっと伝えられた気持ち――。けれどすぐに勢いよく身体を引き離され、彼に信じられないと言いたそうに、ジッと見つめられた。

「嘘ではございません、私も副社長のことが好きです。……先ほどのように、少し手が触れただけでドキドキして恥ずかしくなるほどに」

目を丸くさせる副社長。一呼吸置き、彼への思いを吐露していく。

「さっきはすみませんでした。……決して触れられて嫌だったわけではないんです。……その逆です、副社長のことが好きだから緊張してしまって……」
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