うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
たくさん公園内を散策した帰りに、ふたりでスーパーに寄った。

「今夜はなに作る?」

「どうしますか? なにか食べたいものありますか?」

副社長にカートを押してもらいながら、手を繋いで献立を考える。

「そうだな……ゆっくりしたいし、手短にカレーなんてどうだろう」

「いいですね、最近食べていないので食べたいです」

「じゃあ決まり」

メニューを決めて仲良く食材を選び、買い物を済ませた後、彼の自宅マンションでいつものように並んでキッチンに立ち、カレーを作る。

「やばい、玉ねぎが目に染みた」

「え、大丈夫ですか?」

玉ねぎを切っていた副社長は目を瞬かせている。

「大丈夫、あと少しで切り終わるから」

彼の包丁さばきも、様になってきた。もう私が教えることもないかもしれない。

ふたりで作ったカレーはとびっきり美味しくて、今日の公園でのことを話しながら楽しく食事を済ませ、片付けもふたりで行ない、ソファに並んで座ってバラエティー番組を見ながら笑い合う。

何気ない日常を一緒に過ごしているだけなのに、特別な存在ってだけで、ただの日常じゃなくなるから不思議だ。
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