うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
手を通して感じる彼の胸の鼓動は速く、緊張しているのが伝わってくる。

副社長も同じなの? 緊張している? ドキドキしておかしくなっちゃいそう?

彼の真意が知りたくてジッと見つめると、私が言いたいことが伝わったのか笑みを零した。

「俺も緊張しているよ。……初めてだし。それでも日葵ともっと一緒にいたい。……日葵のすべてを自分のものにしたいんだ」

力強い瞳に射貫かれ、なにも言えなくなる。

緊張するし怖い。……でも嫌ではない。私も副社長ともっと一緒にいたい。抱きしめられると幸せな気持ちになって、もっと……と求めてしまう。

直に肌を重ねたらどれだけ幸せな気持ちに包まれるのかな。

「だめか?」

そっと囁やかれた一言。

副社長はズルイ。そんな風に聞かれて、「だめです」って言えるわけないじゃない。
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