うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
「んっ……」

まどろむ意識の中、遠くから声が聞こえてきてゆっくりと瞼を開けると、彼……廉二郎さんは私に背中を向けた状態でベッドサイドに腰掛けて、なにやら仕事の電話をしていた。

あれ……? 私……。

寝ぼけた頭をフル回転させて状況を理解していくと、すぐに昨夜のことを思い出した。

そうだ、廉二郎さんと……。

鮮明に昨夜の情事が脳裏に浮かび、身体中が熱くなる。

彼も初めてだったはずなのに、そう感じさせないほど彼は手練れていた。優しくて私を気遣う余裕もあって……。

私はただ、彼に与えられる甘いぬくもりに酔いしれてばかりで。

終始愛しそうに見つめられ、恥ずかしい顔を見られて、自分のものとは思えない声で啼かされて。

憧れの腕枕をしてもらって幸せな気持ちのまま眠りに就いたんだ。

最初から最後までプレイバッグし終えると、恥ずかしさが爆発して思わず頭まですっぽりと布団を被った。
< 224 / 330 >

この作品をシェア

pagetop