うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
タクシーで病院へ向かうと、緊急外来前で副社長は俯き、手を握りしめて待ていた。
そんな廉二郎さんの姿が痛々しくて、すぐに彼の名前を呼び駆け寄った。
「廉二郎さん!」
私の声に彼は肩を震わせ、ゆっくりと視線を向けた。
「日葵……」
「……社長は?」
問い、彼の隣に腰掛けると、副社長は先ほど医師から説明されたようで、私にも話してくれた。
「父さん……今朝、食事中に急に胸の痛みを訴えたみたいで。幸い家政婦が近くにいてくれてすぐに救急車を手配してくれて助かったよ。今、治療してもらっている」
「そうだったんですか……」
よかった、近くに家政婦さんがいてくれて。社長の近くを離れていて、気づくのが遅くなっていたらって考えると怖くなる。
「軽い心筋梗塞で済んだけれど、十日から二週間ほど入院が必要らしい」
「心筋梗塞……」
それって心臓の病気だよね? 廉二郎さんは『軽い心筋梗塞』って言うけれど、だからって安心できるわけがない。
そんな廉二郎さんの姿が痛々しくて、すぐに彼の名前を呼び駆け寄った。
「廉二郎さん!」
私の声に彼は肩を震わせ、ゆっくりと視線を向けた。
「日葵……」
「……社長は?」
問い、彼の隣に腰掛けると、副社長は先ほど医師から説明されたようで、私にも話してくれた。
「父さん……今朝、食事中に急に胸の痛みを訴えたみたいで。幸い家政婦が近くにいてくれてすぐに救急車を手配してくれて助かったよ。今、治療してもらっている」
「そうだったんですか……」
よかった、近くに家政婦さんがいてくれて。社長の近くを離れていて、気づくのが遅くなっていたらって考えると怖くなる。
「軽い心筋梗塞で済んだけれど、十日から二週間ほど入院が必要らしい」
「心筋梗塞……」
それって心臓の病気だよね? 廉二郎さんは『軽い心筋梗塞』って言うけれど、だからって安心できるわけがない。