うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
そう、だよね。……廉二郎さん、援助は受けるつもりはない、婚約もないって言っていたけれど、迷うよね。
だってどう考えても、会社のためにも援助を受けるべきだもの。きっとそれを邪魔しているのは私の存在――。
「もちろんお前の気持ちはわかっている。あと少しで私も退院できると思う。そうしたらふたりでまた一から建て直せばいい。……お前はお前の幸せだけを考えてほしい」
社長の想いに、廉二郎さんは口を結んだ。ドアの隙間から見える彼の背中が痛々しい。
「だけど、父さんが復帰するまでにどうにかしないと。……一から建て直すこともできなくなるかもしれない」
不安な思いを吐露する廉二郎さんに、社長は明るい声で励ました。
「大丈夫だ、きっと。他にも立て直す道がある。だから廉二郎、お前が心配することない。間違っても謝った判断だけはしないでくれ」
廉二郎さんの肩を掴み懇願する社長。けれど次の瞬間急に胸を押さえ、苦しみ出した。
「父さん? おい、父さん!?」
「社長っ!?」
だってどう考えても、会社のためにも援助を受けるべきだもの。きっとそれを邪魔しているのは私の存在――。
「もちろんお前の気持ちはわかっている。あと少しで私も退院できると思う。そうしたらふたりでまた一から建て直せばいい。……お前はお前の幸せだけを考えてほしい」
社長の想いに、廉二郎さんは口を結んだ。ドアの隙間から見える彼の背中が痛々しい。
「だけど、父さんが復帰するまでにどうにかしないと。……一から建て直すこともできなくなるかもしれない」
不安な思いを吐露する廉二郎さんに、社長は明るい声で励ました。
「大丈夫だ、きっと。他にも立て直す道がある。だから廉二郎、お前が心配することない。間違っても謝った判断だけはしないでくれ」
廉二郎さんの肩を掴み懇願する社長。けれど次の瞬間急に胸を押さえ、苦しみ出した。
「父さん? おい、父さん!?」
「社長っ!?」