うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
なに、これ……。夢じゃないよね? それほど信じられない状況に目頭が熱くなる。

すると私の手をギュッと握りしめ、真剣な瞳を向けた。

「もうあん思いなんて二度とさせない。社員を守り、日葵を幸せにする。……だから日葵、俺と結婚してくれないか? 俺と家族になってほしい」

予想だにしなかったプロポーズに我慢できず、瞳からは大粒の涙が零れ落ちる。

そんな私の涙を拭い、「返事をもらえるか?」と問う廉二郎さんに私は力強く頷いた。

「はい……!」

ずっとずっと廉二郎さんを好きになってから夢みていた。あなたとこの先の長い人生、共に歩んでいける未来を。

夢じゃないよね? ちゃんと現実だよね? あと少ししたらベッドの上で目が覚めた、なんてオチは待っていないよね?

すぐには信じることができないでいると、廉二郎さんは私の左手薬指に指輪をはめ、もう離さないと言わんばかりに力強く抱きしめた。
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