うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
口に出しながらメッセージ文を打ち返信すると、すぐにまたスマホが鳴った。

【では日曜日に】

メッセージでは、どんな顔をして副社長がこれを送ってきたのかわからない。いつも仕事中みたいに感情の読めない顔で送ったのだろうか。

それとも私と会った時のように、少しだけ照れ臭そうに送ってくれた?

スマホを握りしめたまま想像していると、ふと洗面台の鏡に映る自分の姿が目に入る。

自分でも驚くほどニヤけていて、軽くショックを受ける。

「やだ、気をつけないと」

慌てて表情を引き締めた。

日曜日、副社長の前でこんなだらしない顔をしないようにしないと。こんなのいつもの私ではない。

そう心に決めながらも、日曜日のことを考えると楽しみでやっぱり口元が緩んでしまった。
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