プロポーズは突然に。




────翌朝、目が覚めるといつもと様子が違っていた。


いつも隣で寝息を立てているはずの彼が…いない。


いつも必ず隣にいる彼がいないのだ。




「…っ、」




一気に目が覚め、布団から飛び起きた。


不安が駆け巡り、嫌なことばかり考えてしまう。

まるで私の体の全部が心臓になったかのように、ドクン、ドクンと煩いほどに音を立てていた。




そして、頭で考えるよりも先に体が動いて、気付いたときにはベッドルームから飛び出していた。
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