プロポーズは突然に。
「どうした?俺がいなくて寂しかったとか?」
「…違っ、」
「昨日、終わったあとも誰かさんが離してくれないからシャワーもできなかった」
朝っぱらからそんなことを言われ、私の顔には熱が集まる。
恥ずかしい、なんて柄にもないことを思ってしまった私は、その場を離れようと彼に背中を向けた。
「だからすぐ逃げようとするなって」
と、同時に後ろから降ってきた彼の声と、ふわっと感じた温もり。
お風呂上がりの彼からは微かなシトラスの香りにプラスして、石鹸の良い香りまでして…
さっきまでとは全く違う意味で私の心臓は音を立てていた。