プロポーズは突然に。




「いつもより起きるの早かったんだな」

「あ…うん、何か目が覚めちゃって、」





私の返しに、彼はフゥ、と息を吐く。


それがどういう意味なのか分からない私は戸惑う他ない。

そんな私を気にもせず、お腹の辺りでクロスしていた腕を片方だけ離した彼は、ズボンのポケットをゴソゴソと探り始めた。


そして、そこから何かを取り出した彼は、











「これ…本当は今からベッドルームに戻って枕元に置く予定だったんだけど」



そんな言葉と共に、後ろから私に小さな箱を差し出す。

戸惑いながらも、それをパカッと開けてみればそこにはキラキラと輝くものが入っていて…
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