秘密の恋は1年後

「箇条書きの簡単な評価シートを作ってみたら? それで、項目ごとでもいいから、お前ができたと思った時に俺に提出する」
「尚斗さんに合格をもらうってことですか?」
「まぁ、そこは深く考えてないけど、そういう方法が向いてるんじゃないかってこと」

 さすがに社長ともなると、社員に向いている目標達成方法を見つけるのも得意なようだ。
 確かに、目に見えてやることが分かった方が楽だし、できたら彼に提出するという途中経過があると、やりがいもある気がしてきた。


「試してみます」
「週に一度は、一緒にお風呂。ポテサラはいつでも作れるようにするっていう項目も入れておけよ」
「えっ、なんですかそれ!」

 ポテサラは構わないけれど、一緒にお風呂だなんて……。


「嫌なら、勝手に頑張れば?」

 意地悪な彼に振り回されていると分かって、ムッとしつつも許したくなる。
 一緒にお風呂に入るなんて想像しただけで恥ずかしいけれど、できるだけ一緒に過ごしたいという彼の気持ちの表れなのかと思えたからだ。

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