秘密の恋は1年後
彼に背中から抱きしめられて、ドキドキする。
すらりと長い脚に囲まれた私は身動きがとれず、水面に浮くタオルを必死で抑え込んだ。
「み、見ないでくださいね」
「ん? なに?」
「変なこともしないでくださいね!」
「なにか言った?」
絶対に聞こえてるはずなのに!!
困り果てながらドキドキしている間に、彼は私の耳にキスをしながらタオルを取り上げ、早速両胸を手のひらで包んで悪戯を仕掛けてきた。
「んっ……。尚斗さん、やめて?」
だんだん火照ってきて、刺激に耐えきれず声が漏れた。浴室に響いた自分の声は、思っていたよりもずっといやらしくて、さらに恥ずかしさで心臓が爆発してしまいそうだ。
「もっと嫌がってみてよ。かわいいから」
首筋やうなじにも唇をあてがい、耳に直接息を吹き込むようにして呟いた彼の甘ったるい声で、私はさらに追いやられていく。
「も、もう、ダメです……」
「あれ? まひる、大丈夫か!?」
すっかりのぼせてしまった私に気づいた彼は、慌てて私を抱き上げて浴室を出た。