秘密の恋は1年後

 口の端から唾液が垂れてきた。
 それを尚斗さんは指先で掬って、キスを中断した唇に含む。


「尚斗さん」
「ん?」
「なんだか……すごくエッチです……」

 にっこりと微笑んだ彼は、またキスをたくさん落としてくる。


「お前に欲情してるからだよ」

 吐息混じりに囁かれて、肌が粟立った。

 とんでもないことを言い残し、彼のペースで事が進んでいく。
 唇を重ねながら、指先で弱いところばかりを攻められ、呼吸が荒くなってしまう。
 声を抑えようとしても、キスの隙間から漏れてしまう自分の喘ぎに、余計羞恥が強くなった。

 抗えない快感に乱され、呼吸が整わないうちに彼が入ってきた。


「あっ……んんっ……」

 満たされていく感覚はどうしても慣れなくて、思わず彼の腕に掴まる。


「まひる、ちょっと緩めて?」
「そんなこと言われても、わかんないです……」

 半べそ状態の私の髪を指先で梳く尚斗さんも、心なしか息が上がっているように感じる。

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