ダブル~私が選ぶのはどっち~
でも私は激しい感情の高揚に、その言葉に返事を返さない、いや返せない。

「慎、もっと…、お…、お願い…。」

慎は急に動きを止めると、ニヤリと笑う。

そしてつながったまま、私を起こすと私の胸を慎の唇が触れる。

「どう?琴乃さん、感じている?」

慎の熱い息を、私の胸が受け止める。

「すごくエロい顔をしているんだけど。」

慎は意地悪な表情を見せた。

「もう少しじらしたいところだけど、夜は長いからね。」

慎の動きが早くなる。

「し…ん…。」

「琴乃…さん…。」

私達は同時に登りつめたようだ。

横たわった私の背中から、慎はぎゅっと抱きしめてくれる。

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