Sweet moments ~甘いひと時~
やっぱりこんな事言うんじゃなかった。
彼を困らせてしまった。
「すみません、、やっぱり帰りま」
そう言い終わる前に彼が口を開いた。
『ご自分で言った言葉の意味を分かっているのですよね?今更後悔しても遅いですよ。』
目があった彼の瞳には欲情の色が見えて、ゾクっと身体が震える。
手首を握られ、そのままバーを出た。
そして彼は素早くタクシーを止めた。
『ロイヤルダイヤモンドホテルまで。』
そう運転手に行き先を告げた後、無言の彼。
車内は静まり返っていて、未だ握られた手首を嫌でも意識してしまう。