Sweet moments ~甘いひと時~
そのまま一旦会場から出た彼は、人気のないロビーのソファーに腰を下ろした。
そしてようやく彼と目が合ったが、一瞬で目を逸らされてしまった。
「あ、彰さん、、?」
「、、、幻滅しましたか?貴方の意見も聞かずに勝手に事を進めた私に。これだけ公の場で貴方を婚約者だと紹介したんです。もう逃げられませんよ?例え貴方に幻滅されようとも決して貴方を離さない。覚悟しておいて下さい。」
ハッキリした口調なのに、どこか自分を責めているように聞こえて慌てて彼の隣に腰かけた。
そして彼の顔を覗き込みながら言葉を掛けた。
「私は、自分の意志でここへ来たんです。、、、だからそんな顔しないで下さい。」
微笑みながら手を握る。
すると勢いよく顔を上げた彼。