Sweet moments ~甘いひと時~


「お待たせしました、彰さん。ごゆっくりどうぞ。」

微笑んでその場から離れようとすると、手首を引かれ彼の前の椅子に座らせられた。


「もう、、、閉店でしょう?扉の札を変えてきますから舞華さんも一緒に。」

そう言って立ち上がった彼は、店のドアの札をcloseに変えてまた席に腰をかけた。



「ありがとうございます。実はもう1つケーキあるんです。、、、私もご一緒してもいいですか?」

「勿論です。一緒に食べましょう。」

「はいっ、、!」


優しく微笑まれ、嬉しくなる。


向かい合ってケーキを食べる。

ケーキを口に含むと目を細めて優しい表情を見せてくれる彼が好き。

時折目があって、そっと手を伸ばして頬を優しく触れてくれる手が好き。
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