Sweet moments ~甘いひと時~
「彼女は貴方みたいな女じゃありません。一緒にしないで頂けますか?」
自分でも驚くくらい低い声が出た。
そんな声に肩を揺らした母親。
『そ、そんなに信じられないなら自分の目で確かめて来たらいいんじゃない?ロボットには普通の幸せなんて一生無理なのよ!!!』
そう叫んで母親は社長室を出て行った。
彼女がそんな金を受け取る訳がない。
そう思っているのに、胸騒ぎがする。
先程まで腕の中にいた恥ずかしそうに笑う彼女が走馬灯のように浮かんで、居ても経っても居られなくなり社長室を飛び出しホテルの部屋へと車を走られた。