Sweet moments ~甘いひと時~
「約束を破る形になってしまって、本当に申し訳ありません。でもただ最後にどうしてもケーキを食べて頂きたかったのです。配膳が終わりましたら、直ぐにこの街を出ますのでどうか、、、お許し下さい。」
女性にしか聞こえない声で囁き、頭を下げた。
そしてようやく最後の1人。
未だに、信じられないといった困惑した表情を浮かべた彼。
「、、、失礼致します。苺のショートケーキです。良かったらお召し上がり下さい。」
『一体、何故ここに?』
「こんな大事な総会で勝手な事をして申し訳ありません。処分でしたら後で必ず受けます。どうしても、貴方にコレを食べて欲しくて参りました。、、、食べて頂けますか?」
揺れる彼の瞳を見つめた。