バイバイ☆ダーリン 恋心編  番外編完結しました
『花音、大丈夫か?』

悠輝が心配そうに声を掛けた。

しかし、桜子が直ぐさまストップをかけて、違うでしょう?ね!と優しく悠輝に諭すように話す。


さすがは手のひらの上で未来の夫を転がす、未来の社長夫人!

『ああ、そうだな。ゴホン、ええっと、国府宮昴、君は花音をこの先ずっと、大切にすると誓えるのか?答えろ』

呆気にとられる昴は、気を取り直して大きな声で、勿論ですと答えて、花音に声が大きいとたしなめられる。

何だか平和だなと悠輝が言うと、皆がクスリと笑んで、

『昴君、君には今この時から俺の右腕になってもらうぞ。いいな!』

有無を言わせぬその言葉に強く頷いた昴に、嵯峨野商事の幹部目指して、なお一層の努力をするようにとの次期社長からの訓示だった。



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