お見合いだけど、恋することからはじめよう
「目黒先輩……新田CPは、たぶん戻って来ないっすよ?」
もう一人の男の人が言う。
「新田CP」と呼ばれた人が一番歳上で、間に目黒先輩を挟んで、この人が一番歳下っぽい。
「あの人、奥さんには頭上がんない人だからな。
……じゃあ、お開きにしよう」
目黒先輩が「宣言」する。
とたんに、小林ちゃんが「ええぇーっ!?」という顔になった。
「おい、おまえこの子を送って行ってやれよ」
目黒先輩が「指示」する。
とたんに、後輩の彼が「ええぇーっ!?」という顔になった。
「それより、先輩は今来たあの子と知り合いなんすか?」
そう言って、あたしの方を見る。
「ああいうかわいい感じの小動物系、もろタイプなんっすけど、紹介してくれませんか?」