無感情なイケメン社員を熱血系に変える方法
二人は店長のもとに戻ると、先程社長と話した内容を伝えた。

英会話のできない駿太郎をもて余していたのはスタッフ側なので、ウィングライフインテリアのスタッフは快くそれを受け入れた。

ウィングライフスポーツのスタッフは兼任に対してあまりいい顔はしなかったが、社長の命令ならばと納得するしかない様子だった。

「さて、シフトを組まなきゃね」

それから二人は常に二人で行動した。幸い、テナントは向かい合わせに存在しているし、店の状況を見ながら忙しい方のヘルプに入ることにした。

3ヶ月もすると駿太郎の英語力もかなり向上し、簡単な接客ならこなせるようになっていた。

自宅に帰宅後も、二人で店の問題点や改善点、新たなイベントの企画を考えた。

売り上げも少しずつ改善してきて、固定客も増えてきていた。
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