一途な2人 ~強がり彼氏と強情彼女~
「あぁ、えっとね・・・・。」
頭をかきながら、視線を泳がせている。
「恥ずかしい話なんだけどさ・・・・。
図書館で出会って、両想いになる・・・ていうアニメ知ってる?有名な作品なんだけど。」
一瞬考えて、あぁあれね、と思い至る。
結構古い映画で、何度かテレビで見たことがある。
「それで、その話に憧れて・・・。最初は近所の図書館に通ってたんだけど出会いがなくって、それで都内の図書館をあちこち廻るようになって・・・。」
「え!?もしかして女の子目当てで図書館廻ったっていうの!?」
「あの、そういう身も蓋もないような言い方されちゃうと・・・
でも、否定はできないかな。」
驚いた。
まさかアニメに憧れて、出会いを求めて都内の図書館をあちこちなんて。
「でも、馬鹿みたいなことだけど、やってよかったよ。
さぁーちゃんに出会えたから。」
ふと視線を合わせると、まっすぐ見つめられていた。
優しい瞳で、にっこりとほほ笑む。
それに合わせて、私もつい笑ってしまうけど、
恥ずかしくなってすぐに視線を逸らす。
「ねぇ、いつから私に気付いてたの?」
「高1の夏休み。」
頭をかきながら、視線を泳がせている。
「恥ずかしい話なんだけどさ・・・・。
図書館で出会って、両想いになる・・・ていうアニメ知ってる?有名な作品なんだけど。」
一瞬考えて、あぁあれね、と思い至る。
結構古い映画で、何度かテレビで見たことがある。
「それで、その話に憧れて・・・。最初は近所の図書館に通ってたんだけど出会いがなくって、それで都内の図書館をあちこち廻るようになって・・・。」
「え!?もしかして女の子目当てで図書館廻ったっていうの!?」
「あの、そういう身も蓋もないような言い方されちゃうと・・・
でも、否定はできないかな。」
驚いた。
まさかアニメに憧れて、出会いを求めて都内の図書館をあちこちなんて。
「でも、馬鹿みたいなことだけど、やってよかったよ。
さぁーちゃんに出会えたから。」
ふと視線を合わせると、まっすぐ見つめられていた。
優しい瞳で、にっこりとほほ笑む。
それに合わせて、私もつい笑ってしまうけど、
恥ずかしくなってすぐに視線を逸らす。
「ねぇ、いつから私に気付いてたの?」
「高1の夏休み。」