1%の甘さで

「ぅーーわぁーーーー!!」



そう言って近づいて来た幽霊さんーーー!!


怖っ!怖いぃ!!




優哉先輩!幽霊に襲われる!どうしよう!と、SOSを送ろうと思ったら、



「ぶっ、くくくく!あははは!!」





え。優哉先輩が笑った…?




初めて笑ったところ見た!




「オーマーエー!なんでここで笑うんだ優哉〜!!」



確かになんで今笑った!?笑うところあった?優哉先輩!



………ん?待てよ、なんで幽霊が優哉先輩の名前知ってんの!?




「それ、夏だから」



笑い終わった優哉先輩がさらっと幽霊に指を指しながら言った。




は、…は?



それ、なつだから。

ソレ、ナツダカラ。

それ、夏だから。




「それ、夏だからぁー!?」




えっ!この幽霊お兄ちゃんだったの!?

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