イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
だって浴衣なんて着たら・・・すぐ着崩れしちゃうんだもん。

「どうせ胸が大きくてはだけるからとかいうんだろけどさ・・・」

少し拗ねている様子だ。

「この部屋から出る予定はないんだから着てほしいな」

お酒のせいなのか少しとろっとした目のイケメンな夫にこんな御願いをされたら、どんなに胸がはだけようがNOとは言えず

「食事の後なら・・・いいですよ」

恥ずかしいから視線をそらせながら言ったので建一さんがどんな顔をしていたのかは分からないけど

お酒のピッチがちょっとだけ早くなった。

夕食が終わり、私は再び露店風呂に入った。

昼間とは打って変わって、今にも手が届きそうな満点の星を見ながら入るお風呂は都会では考えられないほど幻想的だ。

「のぼせない?」

建一さんが入って、私の隣にきた。

「ぜんぜん。湯加減もいいし・・・なんと言っても・・・見て。星が凄いの。こんなにきらきらした星なんて初めて見る」

「東京じゃこんな星はみれないな」

「うん」

「で?肝心の肩はどう?少しはよくなった?」

「急に治ったりするものじゃないけどなんかね、朝起きたら凄くからだが軽くなってるっていう声が多いんだって。ちょっと期待してるんだ」

すると建一さんが私の肩に手を乗せた。

「じゃあ~少しでもみずほの肩が軽くなるようにマッサージしてあげるよ」
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