クールな国王陛下は若奥様にご執心
燦々と降り注ぐ太陽の光はとても暖かく、彼との対面で緊張していたリーレの心を和らげてくれた。
それにしても何故、レイドロスの部屋はあんなにも暗かったのだろう。
そんなことを取りとめもなく考えていたリーレは、宛がわれていた部屋に向かって歩き出そうとした。だが、背後に付き従っていたキィナが立ち止まったままだということに気が付いて、振り返る。
「キィナ?」
声をかけても、キィナは立ち尽くしたまま、両手を固く握り締めていた。
「どうしたの? 気分が悪いの?」
慌てて彼女の傍に夜と、キィナは小さな声で何事か呟いている。
「陛下が誰かの意見を聞こうとするなんて。誰かの願いを叶えようとするなんて。そんなこと、今まで一度もなかった……」
(え?)
言葉の意味を理解して驚くリーレを、キィナは見つめた。その瞳に宿る色に、言葉を失う。
それは深い悲しみと喜び。
希望。そして深い絶望。
相反する感情に翻弄されていたキィナはリーレが傍にいることを認識すると、縋るような目を向けてきた。
それにしても何故、レイドロスの部屋はあんなにも暗かったのだろう。
そんなことを取りとめもなく考えていたリーレは、宛がわれていた部屋に向かって歩き出そうとした。だが、背後に付き従っていたキィナが立ち止まったままだということに気が付いて、振り返る。
「キィナ?」
声をかけても、キィナは立ち尽くしたまま、両手を固く握り締めていた。
「どうしたの? 気分が悪いの?」
慌てて彼女の傍に夜と、キィナは小さな声で何事か呟いている。
「陛下が誰かの意見を聞こうとするなんて。誰かの願いを叶えようとするなんて。そんなこと、今まで一度もなかった……」
(え?)
言葉の意味を理解して驚くリーレを、キィナは見つめた。その瞳に宿る色に、言葉を失う。
それは深い悲しみと喜び。
希望。そして深い絶望。
相反する感情に翻弄されていたキィナはリーレが傍にいることを認識すると、縋るような目を向けてきた。