俺様外科医の極甘プロポーズ
「戻りました先生。これで間違いないですか?」
病室で待つ壱也先生に私は持ち帰った荷物を手渡す。
「間違いない。ありがとう」
「いえ。では、私はこれで失礼します」
これで役目は果たした。帰ろうとして身をひるがえすと、いきなり腕をつかまれる。
「待て。誰が帰っていいといった。お前は俺の担当看護師なんだよな」
先生は私の担当患者だってタンカを切ったのは消したい過去ではあるけれど、担当には違いない。
「そうです」
「じゃあ、仕事を全うしてくれよ。看護師さん」
「もちろんです。ナイチンゲールに誓って私は看護師としての使命を全うします!」
私はこぶしを握り締めて宣言した。
この時私は気づけなかった。壱也先生の口車に乗せられているということに。