俺様外科医の極甘プロポーズ
歩けない先生を連れてマンションに戻った。もうすでに日が傾き始めている。
朝あんな電話で起こされて、貴重な公休日をこんな形で過ごすことになるなんて。ため息とともにおなかが鳴った。思えば朝から何も食べていない。それは先生も同じだろう。
先生はリビングのソファーでどこかに電話をかけている。おそらく自分の抜けた仕事の穴を埋めてくれる医師を探しているのだろう。
「みつかりましたか?」
電話が終わったタイミングで、私は先生に聞いた。
「ああ、日替わりにはなるけどなんとかね」
「よかったです。ほっとしました」
「責任感じてるの?」
「当たり前です」
片足だけなら早めの仕事復帰もできただろうに、両足となるとそうはいかない。日常生活すらままならならない状態なのだから。
「ならちゃんと誠意を見せてくれよ」
「ちろん、そのつもりです」
「じゃあ、まずは飯だな。料理は?」
「できます」