俺様外科医の極甘プロポーズ
「おはようございます」
「おはよう」
先生はもう起きていた。というよりも、寝ずに作業をしていたといった方が正しい。
「朝ごはん作りますね。その前にお体拭きましょうか」
私は洗面器に熱いお湯を張って、タオルを絞り先生に渡した。
「どうぞ」
「ありがとう」
「背中はお拭きします」
「ああ、お願い。替えの下着はそこの棚の一番上にあるから出してきて」
「はい」
私は言われた通りウオーキングクローゼットの中に入り、引き出しを開ける。
「……下着」
職業柄、男性の裸も下着も見慣れてはいる。けれど、白衣を脱ぐととても緊張するのはなぜだろう。
こんなシチュエーションで戸惑わないわけがない。先生はどう思っているのか知らないが、私はとてもやりにくい。
「着替え、まだ?」
「はーい、今戻ります」
雑念を振り払うように両ほほを掌でたたくと、下着を手に取り先生のもとに戻った。