俺様外科医の極甘プロポーズ
着替えを手伝いトイレに連れて行き、またリビングのソファーまで戻る。
朝食を食べ終え食器を洗うと私は病院へと向かった。服は昨日のままだが仕方ない。仕事が終わったら一度アパートに戻って数日分の洋服をとってこなければならないだろう。
「おはようございます」
ナースステーションの中は心なしか緩んだムードが広がっていた。
「おはよう。花村さんも災難だったわね。家まで送らせるなんて何考えてるんだか」
主任はそう言って肩をすくめた。
「でも今日からしばらくは死神がいないから、のんびり羽を伸ばせるわよ!」
「は、はあ」
先生の代打できた外科医は、仕事はそれなりにできるけれども、看護師に対しては必要以上のことは言わない。
そうなると看護師の天下だった。壱也先生がいないというだけで、こんなにもだらけてしまうものなのだろうか。
でもまあ、壱也先生が復帰すれば元に戻るだろうと私は見て見ぬふりをすることに決めた。医療事故さえ起らなければ、とりあえずは何の問題もないのだから。